あの日の誰かのためのブログ

自分のできることから少しずつ。

3回目の転院。差額ベッド代に戦々恐々。

年が明けて間もなくし、近隣の他大学病院への転院の日が決まりました。

今回も転院は救急車で移動し、数十分くらいで到着。

 

転院の日の朝って本当に忙しいです。

転院て大体午前中の10時とか11時には転院先の病院に到着している必要があって。

そうなると出発時間を逆算して、退院手続きと入院費の支払いなどを行いつつ、

身の回りの荷物の整理などなど、やることが盛りだくさんなんです。

 

転院先に着いてからもバタバタで、入院手続きやら新しい医師にご挨拶したり、

入院時の説明聞いたり、同意書にサインしたり。

 

そして驚いたのは、案内されたお部屋が”個室”だったことです。

入院のご経験がある方や家族で入院されている方、

されていた方がいらっしゃる方は、記憶にあるかもしれないのですが、、、

個室代って本当に馬鹿にならないんですよね。

 

大部屋への入室なら無料であることがほとんどなのですが、

個室に入院すると「差額ベッド代」というものが別途請求されてしまいます。

個室料金ていうのが本当にピンからキリで、

病院側が設備の対価として自由に設定できてしまうんです。

部屋の広さや部屋の設備(トイレやお風呂、キッチンなど)、

あとはパジャマの種類だったり、アメニティだったりの質が全然違くて、

中にはホテル空間のようなところもあります。

 

都内の大学病院の個室料金は結構お高くて、

高いと日額で20万円弱したり、安くても2万5,000円/日程度かかるので、

医療費がほんっとうに恐ろしいです。

しかもこの差額ベッド代は、保険診療外になるので全額自己負担になります。

日額2万5,000円だとしても、一月入院したら部屋代だけで75万円、、、

 

長期入院ともなると、毎月の医療費にプラスして、

そうした部屋代やその他の諸経費(オムツ代や保湿クリーム、褥瘡ケア系)が

かかってくるので、医療費の問題は深刻です。

 

ここまでで、入院して5か月が経過しており、母も私も敏感になっていました。

それまで入院していた大学病院では、状態を考慮して個室にいたときも

そこまで個室代がかからなかったように思います。

難病だったりすると考慮されることがあるようです。

 

転院して案内されたときの血の気の引いた母の顔が忘れられない。

 

でも翌日に病棟の師長さんから説明があって、難病拠点病院だからと、

部屋代の配慮がありました。

 

このとき思ったのは、お金がないと本当に必要な医療が受けられないってこと。

 

メンタリストDaigoさんが自身のお母さまの闘病のことについて語られたツイートに

当時心底共感した記憶があります。

Twitterのいいね欄を振り返ったら見つかったので、共有を。

 

「僕は母が癌で亡くなった時から、自分にもっとお金があれば、いい医療を受けられて、助けられたかもとずっと後悔している。だから、自分が大事な人だけは自力で助けられるように、稼ぐ方法を必死で考えた。」

 

という言葉と出会って、自分も大切な人を守るために生き方を考えなければならないって強く思ったんですよね。

お金がないと選択できないことが出てくる。

 

今回は再々の転院時に再度訪れた差額ベッド問題に焦点を当てて、

お送りしてみました。

次回は、転院後の新たな治療や診断検査のお話をしていきたいと思います。

 

では。